どんなに美しい風景でも、どんなに高いカメラを使っても、どんなに美しいモデルさんを撮っても、手ブレがひどい動画は、質の低い動画となってしまいます。手ブレを制する者が動画を制すると言っても過言ではありません。今日は手ブレを克服する方法を全て紹介します。スマホ、一眼カメラ、コンデジなど、どのカメラで撮るときも共通の内容となります。
基本編
・脇を締める
旅行などで撮影をする時にはテンションが上がっていますがから、手を伸ばしてあっちを撮ったりこっちを撮ったりとカメラを動かしがちですが、それだと後で見れたものではありません。しっかりと脇をしめて撮影しましょう。
・手を動かさず体を動かす
撮影する時には腕も手首も動かさず、体全体を捻るようにしてカメラを動かします。
そうすると手振れは一気に軽減されますよ。
180度カメラを横に動かしたい場合には、あらかじめ体を半分捻っておいて撮り始めると
稼働領域が広がりますよ!!
・息を止める
お腹に少し力を入れて、息を止めて撮ることもポイント、窒息しない程度に頑張って!!
・忍者歩きをする
歩いて撮影するときには、膝を少し曲げてカメラが上下に揺れないように忍者歩きを意識!!
・ストラップを利用する
これは一眼カメラのケースですが、首からストラップをかけ、そのストラップをピンと張った状態で撮影すると、カメラの安定感がぐっと増します。他にもファインダーを覗き込みながら撮影することで、両手とファイダーにあたる顔の三点でカメラを固定する事により、カメラを安定させる方法もあります。
・三脚を使う
手振れを完全に抑えたい場合は、三脚を使いましょう。風の強い日は倒れないように気をつけて!!
三脚がない場合は、撮影する人が壁に寄りかかるなどして、自分を固定するのもGood!!
・ズームの時は特に注意
遠くのものをアップで撮影するズーム機能はカメラの醍醐味です。でもズームをした状態では、動画がブレやすくなります。ですからズームを使う場合には三脚など使って、なるべくカメラを動かさないようにしましょう。被写体との距離がある場合には、ズームを使うのではなく、自分の方から近寄って撮影するのもお勧めです。逆に広角レンズを使う場合には、手持ちの撮影でも手ブレはおこりづらくなりますよ。
応用編
・手ぶれ補正機能
カメラ本体に手ブレ補正機能がある場合は、そちらも積極的に活用しましょう。
最近のソニーのカメラa7siiiのアクティブ手振れ補正機能を使うと、まるでジンバルを使っているかのような映像が撮れちゃいます。
・アプリを活用
スマホで撮影される方は、アプリを活用してみるのはどうでしょうか?
Androidをお使いの方は、Googleフォトの編集内にスタビライズという機能があるので試してみてください!!iPhone対応アプリもいくつか出ているので、最新のアプリを検索!!
超応用編
・ジンバル
いくら、脇をしめて忍者歩きをして、息を止めても、補正アプリを使っても、やっぱり少しは手ブレが発生するものです。本当にプロっぽく滑らかな映像にしたいなら、思い切ってジンバルを購入してみましょう。種類は沢山あるけれど、おすすめを紹介します。一眼カメラ用は慣れるまで少し大変ですが、スマホ用のジンバルは扱いも簡単で、笑えるくらいヌルヌルと安定した映像が撮れちゃいます。
一眼カメラ用:ZHIYUN WEEBILL S
アマゾンで¥48,400
スマホ用:DJI OM 4 スマートフォンジンバル
アマゾンで¥13,639
こちらはジンバルで撮影した作例です。店内を歩くシーンに全く手ブレがありません。
・編集ソフト
今までの手ブレ対策は、撮影時のものでしたが、既に撮影が終わってしまった映像から
手ブレを除去したい場合は、編集ソフトの力を借りましょう。大抵の編集ソフトには手ブレ補正機能がついているので、試してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?一言で手ブレ対策といっても実に色々な方法があることがわかります。
ジンバルや手ブレ補正機能などは便利ではあるのですが、やはり一番大切なのは、撮る人がなるべく手ブレしないように意識して撮ることです。手ブレを制して、皆様の映像を質の高いものにして下さい。